2時間目 労働組合って何だろう?

労働組合は働く人の、働く人による、
働く人のための組織

労働組合は労働者の雇用を守り、働く環境や労働条件の維持・向上をはかるためにつくられました。
一般的に会社と労働者の関係は、会社の方が立場が強いので、ひとりの社員が雇用条件などについて社長に直談判するには、相当な勇気と覚悟が必要です。しかし労働組合であれば、働く人の代表として、会社(社長)と対等に話し合えるので、働く人の意見を職場に反映させることができます。
セクハラ、パワハラといった問題をはじめ、「賃金をもっと上げたい」「長時間労働をなくして、ワーク・ライフ・バランスを実現したい」など、職場環境をよりよくしたいと願う人を支え、仕事にやりがいを、生活に充実感をもたらすことができるのが労働組合なのです。

労働組合があると・・・
従業員の意見や不満を会社側に伝えやすくなり職場の風通しが良くなる。
職場のルールや賃金・労働時間などを話し合いで決められるようになり、労働条件が改善される。
不当解雇や容易なリストラがなくなり雇用が安定する。
経営に関するチェックが可能となり透明性が増す。
倒産や企業売却のときに身を守るための大きな力となる。
会社側にもメリットがある!
働きやすい環境になると従業員の意欲が工場し、業績も上がる
情報の共有化が進み無駄がなくなり効率がアップする。
従業員の意見、改善に向けた提案など生の声を把握できる。
職場で起きている問題を早く把握できるので未然に防止でき、コンプライアンスの強化にもつながる。

労働組合は、憲法でも認められている!

労働組合の活動は、憲法や法律で保障され、3つの権利が認められています(一部例外有)。

労働三権

団結権
労働者が、野党側と対等な立場で話し合うために朗読見合いをつくる権利。また、労働組合に加入できる権利。
団体交渉権
労働組合が雇う側と労働条件などを交渉し文書などで約束を交わすことができる権利。
団体行動権
話し合いによる交渉がまとまらなかったときに仕事をしないで講義する権利。いわゆるストライキ権。

ほかにもさまざまな法律によって労働者の権利は守られています。労働組合の活動を行うことで、会社は不利益な取り扱いをしてはいけません。

ほかにもさまざまな法律によって労働者の権利は守られています。労働組合の活動を行うことで、会社は不利益な取り扱いをしてはいけません。

皆さんの知っている会社には労働組合があるか
調べてみましょう。

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