林業労働者の減少など、放置林が増加する事で治山、水資源のかん養等、森林の公益的な機能が著しく低下してきており、大雨による土砂災害、干害等の防災への対応力が低下し、地域住民の生活に大きな影響をもたらすこととなります。
こうした状況を打破するため、「街の里山再生事業」の一環として、ボランティアによる植樹を実施し健全な森林を造成するとともに地球温暖化防止の一助とすることを目的としています。
2012年から開始した「街の里山再生事業」は、公益財団法人森林ネットおおいたの協力のもと実施する植林活動です。
大分県電力総連に集う11の単組の組合員とその家族を中心に年1回、2月に活動を行っており、主な活動内容は、作業道周辺の植樹、林内の竹等の除伐作業、椎茸採取などの自然体験等を実施しています。
参加規模は、毎年50名程度で老若男女問わず家族での参加また、リピーターが多い活動となっています。
これまでの10年間で約1300本の植樹を行い、活動の目的である「健全な森林を造成」することに寄与してきました。
今後も里山再生事業の大切を伝えていきながら、本活動を次世代へ継承していきたいと思います。