「被災地と心をつなぐ活動」をコンセプトに、未だ復興途上にある被災地住民の皆さんとの交流や復興支援ボランティアを通して、自然災害の脅威や防災の重要性を学び、環境保全活動の重要性と環境保護の大切さを学ぶ機会として2014年度から実施しています。
2014年から毎年、岩手県陸前高田市に赴き、津波によって流された高田松原の再生活動および被災地の皆さんに寄り添う活動として、植林活動に向けた苗床整備や地元の七夕祭りの山車引きなどを行っています(新型コロナ感染症のため、2020年は未実施)。
2017年から19年にかけては、「高田松原再生ボランティア」として3次にわたる植樹活動にすべて参加し、高田松原の地にアカマツ、クロマツを植樹しました。
電機連合が進める東北ボランティアの特徴は、組合員とその子どもたちが親子・家族で参加できる点です。
次代を担う子どもたちと、自然災害の脅威や防災の重要性を学び、環境保全・保護の大切さを学ぶ機会としています。
私たちの協力する「高田松原を守る会」の植林本数は、約10,000本にのぼります。
これは地元住民と参加者が協力しなければ植えることができない本数ですし、森を作るには資金だけではなく、実際に苗木を植える行動をする人と、その苗木を育てていく森林管理機能が必要です。
そのためには環境知識と目的の共有、そして何よりも現地との相互信頼の継続が重要です。
東北ボランティアは、「被災地と心をつなぐ活動」をコンセプトとして住民たちと心のつながりを持ち、多くの犠牲者のもとに私たちの現在の生活が成り立っているということの重みや命の尊さを肌で感じ、その想いを持ち帰っていただきたいという思いのもとで展開しております。