震災復興支援・防災への取り組み
  • 宮城県

2020.06.30

東日本大震災 海岸林再生プロジェクト10ヵ年計画(第1次:2011年~2020年)

公益財団法人オイスカ
分野
被災地を応援

活動目的・内容

活動目的

津波によって壊滅的な打撃を受けた、全長5㎞×幅200mの名取市海岸林を強靭な生活インフラとして再生する。

活動内容

幅200mのクロマツ海岸防災林は潮風に含まれる塩分微粒子の約90%を捕捉し、とりわけ沿岸約1㎞の重塩害地域での農業などを守るインフラです。古くは400年前、伊達家の命によって植栽が始まり、市内に育苗場があったとの記録が残っていおり、幕末・戦中の荒廃を経て、昭和30年前後に再造林が行われたことは名取市広浦などに残る「愛林碑」にも記載されています。2011年の津波によって再び壊滅的被害を受けた直後、オイスカは林野庁に対し、行政の復興計画そのものに対する協力申し出を行い、地元被災農家や林業事業体等の雇用創出を通じた当プロジェクトを立ち上げました。2012年に林業種苗法に沿って名取市被災農家30名が設立した「名取市海岸林再生の会」とともに初播種を行い、2014年~2019年宮城県産マツノザイセンチュウ抵抗性クロマツ35万本の植栽を完了。下刈、ツルマメ抜き取り、排水溝づくり(溝切り)などは、UAゼンセン、JR連合、東北電力労組などが8時間従事、全国からのボランティア累計12,000人(年2,000人)が林業のプロと分業して、「戦力」となってくださいました。なお、当プロジェクトは、公的資金に一切頼らず、育苗、植栽、下刈、今後20年間断続的に続く本数調整伐などを一貫施業する総経費10億円を目標に、残り約2億円の寄付金を募集しております(2021年3月で募金終了)。ご協力をよろしくお願いします。

団体情報

公益財団法人オイスカ

東京都杉並区和泉2-17-5

  • TEL: 03-3322-5161
  • 推薦組織: 連合宮城

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