事務局長談話

 
2017年02月13日
北朝鮮によるミサイル発射に断固抗議する談話
日本労働組合総連合会
事務局長 逢見 直人

  1. 北朝鮮は、2月12日午前7時55分頃、北朝鮮西岸から中距離弾道ミサイルを東方向へ発射し、ミサイルは北朝鮮東岸からおよそ350キロメートルの日本海上に落下した。日米首脳会談が行われていたタイミングでのミサイル発射に対し、日米首脳は共同で非難声明を発出した。

  2. 北朝鮮は昨年これまでにないペースでミサイル実験を繰り返し、その数は中距離弾道ミサイルや潜水艦発射弾道ミサイルを含め合計23発にものぼる。こうした北朝鮮によるミサイル発射の度重なる強行は、国連安全保障理事会の決議はもとより日朝平壌宣言にも違反するばかりか、東アジア地域における核やミサイルの脅威を一層深刻なものとするものであり、連合は断固抗議する。

  3. 連合は北朝鮮に対し、核実験や弾道ミサイル計画に関するすべての行動の停止と国連安全保障理事会決議の完全履行を強く求める。また、日本政府に対しては、北朝鮮の弾道ミサイル問題に対し断固たる姿勢で臨むとともに、「核開発の完全放棄」「日本人拉致被害者の早期解放」など、早急な諸課題の解決をめざし、国際社会との一層の連携強化による取り組みを強く求める。
    以 上