事務局長談話

 
2016年09月09日
北朝鮮による核実験の実施に抗議する談話
日本労働組合総連合会
事務局長 逢見 直人

  1. 9月9日、北朝鮮は核実験を実施したことを発表した。これは1月6日に続いて今年2度目であり、初の核実験が行われた2006年10月以降では5度目となる。
     今回の核実験は、国連安全保障理事会が本年3月に全会一致で採択した1月の核実験に対する制裁強化決議を無視するものであり、昨年の国連総会における核兵器廃絶決議案の採択や、オバマ大統領の被爆地広島への訪問など、核兵器廃絶に向けた動きにも逆行するものである。このような国際社会の平和と安定に対する重大な挑戦に対し、連合は強く抗議する。

  2. 連合は、これまで、いかなる国であっても核実験を許さないとの意思を内外に示すとともに、核兵器の廃絶に向けた取り組みを進めている。毎年8月には広島・長崎での平和行動に取り組み、2015年NPT再検討会議に際しては、連合組織内外から核兵器廃絶を求める約720万筆の署名を国連事務総長あてに提出するとともに、ニューヨークでのシンポジウムの開催やデモ行進への参加などを通じて国際社会に強く訴えた。

  3. 北朝鮮は、核実験に加えて、今年に入り弾道ミサイルの発射を繰り返している。連合は、北朝鮮に対して、すべての核実験とミサイル発射を行わないことを強く求めるとともに、国連安全保障理事会決議の完全なる履行を求める。
     また、日本政府には、核兵器による惨禍を経験した唯一の被爆国としてのリーダーシップを発揮し、各国と連携して国際世論の形成に努め、北朝鮮に対して核開発の完全放棄や日本人拉致被害者問題の早期解決に向けて断固たる姿勢で臨むことを要請する。
     連合は、北東アジア地域の非核化および「核兵器なき世界」の実現をめざし、引き続き全力で取り組みを進めていく。