事務局長談話

 
2013年07月22日
第23回参議院選挙結果についての談話
日本労働組合総連合会
事務局長 南雲 弘行

  1.  第23回参議院選挙の投開票が昨日行われた。その結果、自民党が65議席を獲得し、公明党とあわせると参議院において過半数を大きく超える議席を獲得し、衆議院でも3分の2を超す議席を有する、巨大な与党が誕生した。与党は、国会で強大な権力を持つこととなったが、国民の声、働く者の声に謙虚に耳を傾けて政策を前に進めていくことを期待する。

  2.  一方、乱立する野党は、どの政党も大きく議席を伸ばすことはできなかった。これまで参議院の第一党であった民主党は、惨敗を喫し17議席を確保するにとどまり、非改選議席と合わせても59議席へと落ち込んだ。昨年末の総選挙から6ヶ月あまり、民主党は党再生を進めるとともに、選挙戦では人を大事にする政治を掲げて闘った。しかし、国民の信頼を回復するには至らず、誠に残念な結果となった。
     民主党は、今回の結果を真摯に受け止め、改めて党再生と信頼回復に全力で取り組まなければならない。また、今後の国会では野党第一党としての役割を果たし、引き続き生活者、働く者の代弁者として自民党に対峙していくことが求められている。

  3.  今回の参議院選挙で、国民は安倍政権に大きな権力を与えた。しかし、政策はあくまでも国会での与野党による真摯な議論の上に進められなければならず、与党の暴走はゆるされない。
     安倍政権が進めようとしている三本の矢によるアベノミクスは大きなリスクを抱えている。また、これから検討が再開されることになる労働者保護規制の緩和は問題である。今、優先されなければならないのは国民生活の底上げをはかる政策である。超少子高齢化が急速に進む中にあって、全世代支援型の社会保障制度の確立も待ったなしの課題である。

  4.  連合は、比例代表選挙で9人の組織内候補を擁立し、組織を挙げて闘いを進めたが6人の当選にとどまった。9人の候補者名での得票数は160万票余りで前回の159万票からは微増したが、十分な結果を出すことができなかったことは残念である。困難な状況の中で、選挙戦にご尽力いただいた構成組織・地方連合会の役職員、組合員と家族、退職者を含めたすべての関係者のみなさまに心から感謝申し上げる。
     連合は、今後とも、「働くことを軸とする安心社会」を実現すべく、働く者の代表として雇用不安・生活不安の解消と格差社会の是正を求め、政策・制度実現に全力で取り組んで行く。


以上