2025年10月22日
第219臨時国会開会にあたっての談話
1.新政権による政策を見極めるべく今後の動向を注視する
10月21日、第219臨時国会が開会した。首班指名選挙では、自民党、日本維新の会、改革の会などの投票により、高市早苗自民党総裁が総理大臣に指名された。10月10日に公明党が連立政権からの離脱を表明して以降、与野党あるいは野党間で連立に向けた協議が行われた結果、10月20日、自民党と日本維新の会との間で12項目にわたる政策協議がとりまとめられ、連立政権樹立の合意がなされた。
今後、連立政権合意書にもとづき具体的な政策の協議がなされるが、連合として「働くことを軸とする安心社会」の実現につながるものとなるのか、今後の動向を注視していく。
2.3カ月もの政治空白は遺憾であり、早急に現下の物価高への対策に取り組むべき
同日夜に実施された高市総理就任会見では、経済対策に最優先で取り組む姿勢を示したが、現下の物価高により家計の厳しさが続く中、第27回参議院選挙から3カ月の政治空白が生じてしまったことは極めて遺憾である。与野党各党は、今国会で恒久的かつ実効性ある物価高対策を早急にとりまとめ、実行に移すべきである。さらに、将来世代に対する責任を果たすためにも、社会のグランドデザインを明示し、わが国が抱える構造的課題の解決に真摯に取り組むべきである。
3.連合は「連合出身議員政治懇談会」を軸に政策実現に取り組む
連合は「第27回参議院選挙の取り組みのまとめ」で示した通り、どのような政治体制になったとしても、「連合出身議員政治懇談会」を軸にしつつ、現下の物価高対策をはじめとする連合の重点政策の実現に向け、積極的に取り組みを進めていく。
以 上