事務局長談話

 
2019年04月11日
櫻田五輪相の東日本大震災をめぐる問題発言に抗議する談話
日本労働組合総連合会
事務局長 相原 康伸

  1.  4月10日夜、櫻田義孝東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣による東日本大震災をめぐる問題発言は、震災により多くの困難に直面してきた被災者の心情を深く傷つけるものであり断じて容認できない。同時に、復興・再生に向けて懸命な取り組みを行っている関係者の努力を蔑ろにするものであり強く抗議する。また、この間、不適切発言を重ねる櫻田大臣の資質にも疑問の声が上がっていた。安倍総理の任命責任も問われて然るべきである。
     

  2.  安倍総理には、第198通常国会冒頭における施政方針演説で示した「東北の復興なくして日本の再生なし」という考えを、今一度、閣内に徹底し、復興・再生に向けた一段の取り組みの加速と緊張感ある国会運営を強く求める。
     

  3.  連合は引き続き、被災地の各地方連合会と連携しながら、一日も早い震災からの復興・再生の実現に向け、働く者・生活者の視点に立った要請を国・地方自治体に行うなど各種取り組みを推進していく。
     
    以 上