RENGO 日本労働組合総連合会

RENGO 日本労働組合総連合会

働くを支える。働く喜びを叶える。

日本の人口は1億2700万人あまり。その内、就業者人口は6420万人で、企業・団体等に雇用され働く人々は5354万人に達しています。世界でも類を見ない雇用社会である日本に求められるのは、働く人の視点です。

安定した収入があり、しっかりと将来設計ができる。同僚や仲間に恵まれ、気持ちよく仕事に向き合える。自分らしい働き方で、長く勤めることができる。私たち連合は各労働組合を通じて、5354万人の労働者一人ひとりにそんな職場環境を届けることで、働くことに少しでも喜びを見出せる社会を造りたいのです。

個々の労働者ではどうすることもできない様々な問題を解決し、一人ひとりの働くを支える。働く喜びを叶える。それが、私たち連合の役割です。

労働組合って、私たちに何をしてくれるの?

労働条件(雇用、賃金、労働時間・・・)、労働環境(安全衛生、人間関係・・・)など、職場での問題を一人ひとりがバラバラに会社に要求しても、なかなか改善には結びつきません。そういった時のために存在するのが労働組合。「労働三権」(団結権、団体交渉権、団体行動権)は憲法で保障されており、労働組合は、労働者が団結すれば、いつでもどこでも自由につくれます。

職場の問題 → 労働組合の結成 → 団体交渉 → 要求の実現 働きやすい職場

労働組合に入ると、こんないいことが。

労働者にとっては

働く人の意見や不満・苦情を伝えやすくなり、職場の風通しが良くなる。

職場の規則、給料・労働時間などを話し合うことができ、労働条件が改善される。

不当な解雇や安易なリストラなどがなくなり、雇用が安定する。

経営に関する情報が入りやすくなり、透明性が増す。

会社清算や売却などの時、身を守るための大きな力になる。

会社側にとっては

働きやすい職場になり、従業員のモチベーションが上がる。

情報の共有化が進み、無駄がなくなり仕事の効率がアップ。

従業員の意見、改善に向けた提案など、生の声を把握できる。

職場の問題を早く把握でき、労使紛争の未然防止やコンプライアンスの強化につながる。

例えば、こんなトラブルにも、労働組合は力になれるんです。

賃金不払い セクハラ パワハラ 長時間労働 不当解雇 いじめ

正社員の方も、契約社員・パート・アルバイト・派遣社員の方も、 働くことに関する小さな不満から大きな不安まで、 何でもご相談ください。

職場に関するトラブルはますます複雑になり、誰もが他人事ではない状況になりつつあります。「こんなことで相談していいのかな?」と迷わず、まずはお気軽にご連絡ください。

労働組合だからできたこと。

S工業労働組合・F中央執行委員長 ともに働く仲間の想いを形に・・・

いつまでこんな状態が続くんだ・・・ 会社の・・・そして私たちはこの先どうなるの? そんな不安が、私たちを動かしました。

正社員・契約社員・パートあわせて50名弱が勤めるある中堅メーカーでは、残業代や手当が支払われない状況の中、従業員たちが連日、残業・休日出勤を繰り返していた。「競争を勝ち抜くためだ」という社長の大号令が社内に響き渡る中、汗を流す従業員たちだったが、過酷な日々は1年以上も続き、とうとう、退職者や心身を病む者が出てくる事態に。

F委員長:
「会社の存続のため。嫌だったら辞めろ」。社長のそのひと言は、「会社のためにがんばらなければ」という私たちの想いを、「何かおかしい」という不安に変えるきっかけになりました。しかし、私たち自身、「これがおかしい」と具体的に指摘できるような知識がなく、また、それをどう解決できるか想像もつきませんでした。

そんな状況が続いていたある日、居酒屋で、先輩社員が発した「労働組合って方法はどうかな?」という言葉から、すべては動き始めた。

F委員長:
労働組合がある会社での勤務経験があったその先輩が言うには、「労働組合は、職場のトラブルを解決してくれる組織」ということでした。でも、正直言ってほとんどのメンバーは、「労働組合って何?」という状態。インターネットで調べたところ、連合のホームページに辿り着き、「なんでも労働相談ダイヤル」の存在を知ったんです。結局、ジャンケンで負けた私が、恐る恐る電話をすることになりました(笑)。

近くの地方連合会につながる「なんでも労働相談ダイヤル」。そこで、さっそくアドバイザーとの相談が行われ、実態を把握した上で、労働組合として解決をめざしていくことに。組合づくりへのチャレンジがスタートした瞬間だった。

F委員長:
地方連合会の方には、「そもそも労働組合が何なのか」というところから教えてもらいました。その中で、組合が単に労働条件や職場環境の改善を実現できるだけではなく、働く人の立場から会社の健全な発展に向けて力を発揮できることに気づき、居酒屋にいたメンバーの中で、組合結成の意志が固まっていったんです。

労働基準法の遵守、労働条件や職場環境の更なる改善をはかることを目的に、労働組合を結成することに。さらに、組合への参加・協力を得るために、メンバーが手分けして職場を回り説明。すると、数ヶ月間に、多くの社員が理解を示し、結成への気運は一気に高まっていった。

F委員長:
初めは相当警戒されましたよ。でも、話を重ねる中で、多くの社員が同じ想いを持っていることがわかりました。特に、契約社員やパートの方は、私たち正社員よりも大きな不安を抱えていたんです。わずか数人で始まった輪が、正社員・非正規社員の垣根を越えて広がっていくことを実感できましたね。そして、満を持して結成大会を開催。「S工業労働組合」としての第一歩を踏み出したんです。居酒屋での会話から9ヶ月後のことでした。

「S工業労働組合」結成後、会社に対して組合結成を通知するとともに、団体交渉の開催を要求。要求書には、長時間労働の改善、適切な賃金の支払い、また、安全対策の強化など具体的な要求項目を掲げた。あわせて、これらの労働条件、職場環境に関する定期的な協議の実施も求めた。

F委員長:
要求書を提出した時、会社側は驚きの表情でした。ただ、組合の結成や労使交渉を行うことは、労働者の権利として認められていることを知っていたんでしょうね。意外にすんなりと労使交渉の席に着くことができました。

団体交渉では、まず、労働基準法などワークルールを遵守することを確約。次に、この間の不払い賃金の支払いなどを回答として得るに至った。

F委員長:
労働時間管理や適切な賃金の支払い、また安全対策の確立などについては早急に是正することを確認できました。これらは、本来法律で定められたルール。交渉で求めていくものではないのかもしれません。しかし、これまでできていなかったことが、組合の交渉によって実現した事実は、私たちの自信になりましたし、組合の意義を再認識するものになったと思います。

現在も、契約社員やパートを中心とした雇用・労働条件の改善をはじめ、多岐にわたる交渉を継続中。また、会社からは経営状況に関する説明を行い、組合からは現場で起こっている課題提起を実施。労使で業務改善をはかっていくための定期協議も開始した。

F委員長:
私たちは、労働条件や職場環境の改善を求めているだけではありません。この会社を良くしたい。この会社でずっと成長していきたい。そんな働く仲間の強い想いを形にしたいんです。だからこそ、会社も、誠実に対応してくれるのだと思います。社長も「このままの状態にしておくわけにはいかないと思っていた。結果的に、有意義な労使関係ができて良かった」と述べていました。一番不安に思っていたのは、実は、社長だったのかも知れませんね。

「S工業労働組合」のチャレンジはまさにこれから。多くの仲間とともに、その歩みを続けていく。

F委員長:
まだまだ地方連合会の支援なしでは充分な取り組みができず、はやく自立しなければと考えています。「ひとりでできないことを、みんなの力を合わせて実現する」。この理念を忘れず、職場で働く人を代表する立場から、今後の取り組みを進めたいと思います。誇りとやりがいを持って、この先もずっと成長していきたいですからね。

ところで、連合って、どんな組織なんですか?

1. 連合は、全国の労働組合のナショナル・センター。

あらゆる産業で働く人たちが参加する組織で、674万人の仲間が加盟しています。安心して働き、くらせる社会づくりを目指している連合は、1989年の結成以来、雇用とくらしを守る取り組みを進めています。

2. 連合の組織

連合の組織チャート

連合は、主に企業別組合、産業別組織、ナショナル・センター連合という3層構造になっています。企業別組合は、労働条件・職場環境の改善などを行い、産業別組織は、産業全体に共通する労働条件や産業政策などの課題に取り組んでいます。ナショナル・センター連合は、個別の産業や地域をまたがる政策・制度課題について、政府や経営者団体に働きかけています。

3. 労働関係の法律や社会保障制度の策定など、大きな視野から働く人をサポートしています。

連合や産業別組織では、政府・省庁や経済団体などへの要請や協議を通じて、企業内組合だけでは対応が難しい産業全体、あるいは労働者・国民全体に関わる課題に取り組んでいます(例:労働関係の法律の制定・改正、税制・社会保障制度など)。

連合は、どんな社会の、実現に向けて活動しているの?

働くことを軸とする安心社会。

「働くこと」に最も価値を置き、自立と支え合いを基盤に、誰もが公正な労働条件のもと社会参加できる。そうした参加型社会を、「働くことを軸とする安心社会」と位置づけ、働く人の視点に立った5つの「安心の橋」を架ける運動に取り組んでいます。

「働くこと」につなげる5つの「安心の橋」

すべての働く人のために。

連合が1989年に結成されてから四半世紀。私たちは、すべての働く人の雇用・労働条件の維持向上、医療・年金・教育・環境政策への提言、労働組合づくり、東日本大震災の復興支援など、様々な取り組みを行ってきました。しかしその一方で、格差の拡大や将来への不安は、より一層増してきました。こうした中で連合に求められている役割は、世の中の不条理に立ち向かい、克服することです。私たちは、社会の格差に歯止めをかけ、信頼と連帯感にあふれ、次代を担う子どもや若者が希望と安心の中で働き・くらせる社会をつくりたいと考えています。現在、目指すべき社会像として「働くことを軸とする安心社会」を提起し、その実現に向けて取り組んでいます。私たちは、これからも、連合結成の原点である社会の公正を追い求め、組合員だけにとどまらず、すべての働く人々とその家族のくらしのために取り組んで参ります。

連合会長 古賀 伸明

連合TV CM【 働くということ 30秒CM 】

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