ゆにふぁんに掲載されている活動の中から、
ユニオニオンが特に気になったものを紹介するよ!
今回はJP労組の福祉型労働運動について、柏木中央執行委員にお話を聞かせてもらったよ

ユニオニオン

担当者さんにインタビュー

JP労組 中央執行委員
組織運動推進部長(福祉型労働運動担当)

柏木さおり

ラベル#人権・マイノリティー

2023.2.14

JP労組の福祉型労働運動ってどんな活動ですか?
柏木さん

 JP労組は、社会の一員として安心・安全な地域づくりに貢献したいという思いから、組織の特徴を活かした福祉型労働運動に取り組んでいます。
 福祉型労働運動は、地域に密着した事業を行うもので、例えば、高齢者・障がい者施設の訪問や児童養護施設の子どもたちとの交流、清掃や植樹といった環境美化、マラソン大会のボランティアなど地域行事への参加など、地域の支部が主体となって活動をしています。

  • JP労組の理念と行動指針 JP労組の理念と行動指針
  • 「福祉型労働運動」を紹介する冊子 「福祉型労働運動」を紹介する冊子
今後はどんな取り組みをしていきたいですか?
柏木さん

 まずは、全支部が福祉型労働運動に取り組むことが当面の目標です。また実施にあたりSDGsの視点を加えていくことも必要です。地域の社会福祉協議会やNPO、他労組と協働・連携して取り組むことで、地域社会への運動の浸透をはかっていきたいと考えています。
 全国にネットワークを持つJP労組ならではの一斉行動も計画していて、その模様をゆにふぁんに掲載し、たくさんの人に知っていただきたいと思っています。

団体情報

JP労組

〒110-0015 東京都台東区東上野5-2-2

  • TEL: 03-5830-2655
  • 推薦組織: JP労組
分野
働く人を応援

事例紹介

JP労組のたくさんの「福祉型労働運動」の中から、南関東地方本部・西湘支部が取り組んでいる「ジョブセンターの就労支援」についてお話を聞いたよ!

ユニオニオン
きっかけは社会福祉協議会からの紹介

 全国の各支部が福祉型労働運動に取り組む中、西湘支部もペットボトルのキャップやベルマーク集めをしていましたが、「これだ!」という活動がなかなか見つからず、プレッシャーを感じていました。
 自分たちだけでは良いアイデアが出てこないなら、地域福祉の専門家である社会福祉協議会に相談してみようと考え、そこで紹介されたのが「中沼ジョブセンター」での就労支援でした。

一緒に作業しながら障がい者をサポート

 「中沼ジョブセンター」は、社会福祉法人「足柄緑の会」が開設している通所型の施設で、働くことに意欲的な障がい者の方々に働く場を提供し、就職をめざした支援をしています。
 支部がサポートするのは梱包作業などの事務所内軽作業場で働く方々で、声かけをしながら一緒に作業を行ったりします。知的障がい者の方が多く、思うように作業が進まないこともありますが、障がいの程度に合わせ、各自が「できること/できないこと」に配慮しながら作業を分担しています。

  • 就労者と一緒に作業に取り組みます 就労者と一緒に作業に取り組みます
  • 声かけをしながら作業をサポート 声かけをしながら作業をサポート
高まる参加意欲が活動を推進
 支部からの参加者も、ジョブセンターでの就労者との作業や会話を楽しんでいて、活動のすそ野は着実に広がっています。
ジョブセンターからの要望もあって参加者は毎回2人程度ですが、ユースネットワークや女性フォーラムのメンバーの参加意欲も高く、今後も活動を進展させていきたいと考えています。

ユニオニオン

全国の支部が「福祉型労働運動」を通して、安心・安全な地域づくりに貢献しているんだね! JP労組のたくさんの事例の中から、みんなも参加してみたい取り組みや、活動のヒントをぜひ探してみてね!

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