教えて!労働時間規制の見直し 労働時間に関するギモン

働き方改革の5年後見直しの中で、
規制の緩和を求める声もあります。
そこで、労働時間規制の緩和に関する
様々な疑問にお答えします!

質問

健康確保ができるなら
もっと働いてもいいんじゃない?

回答

労働時間を決める上では、健康だけでなく生活時間を保障することも大切。ジェンダー平等や仕事と家庭の両立の実現が重要なんだ。

質問

規制を緩和すると今よりも柔軟に働けるの?

回答

柔軟な働き方は、労働時間規制を緩和しなくても既にフレックスタイム制や変形労働時間制などで可能だよ。また育児・介護を行う人が柔軟に働き続けられるような仕組みづくりも進んでいるよ。

質問

もっと働きたいと思っている人が働けるなら
いいことじゃないの?

回答

今でも時間外労働と休日労働は最大で月に100時間未満まで働くことができる仕組み。これは過労死かどうかを判断するボーダーラインと同じだよ。 それに会社と労働者には力の差があるから、本当に自分の意思だけで決めるのは難しいかも…

質問

収入を増やしたいから
もっと残業したいんだけど

回答

残業はあくまで会社の指示によるもので、本人の意思に基づいて収入を増やすためのものじゃないよ。連合は残業しなくても安心して暮らすことができる賃金水準への引上げをめざしているよ。

質問

労働時間の上限を超えた分は
サービス残業になっちゃうんだけど……

回答

そもそも賃金未払いは違法。サービス残業がある場合は、連合や最寄りの労働基準監督署に相談してみよう。

質問

人手不足をカバーするために
たくさん働かないといけないのは
仕方ないんじゃない?

回答

人手不足を長時間労働でカバーしようとしても長続きしない。それよりも、様々な事情を抱えた人が短時間でも働きやすい環境をつくることで働ける人を増やす方が、社会全体にメリットがあるよ。