ゆにふぁんに掲載されている活動の中から、ユニオニオンが特に気になったものを紹介するよ!
今回は連合本部のクラウドファンディングを活用したウクライナ支援について、運動企画局の畠山局長と岡本部長にお話を聞かせてもらったよ

ユニオニオン

担当者さんにインタビュー

畠山薫局長 (取材当時)
運動企画局

岡本直也部長
運動企画局

クラウドファンディングでカンパを実施したきっかけは?
畠山さん

 2022年2月にロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始して以降、ウクライナの状況が報道されると、「何かできることはないか」「どこに寄付すればいいのか」といった声が構成組織や地方連合会から上がるようになりました。同時に、コロナ禍による在宅勤務の増加から、オンラインでできるクラウドファンディングの活用を求める声もあり、連合本部での実施を決めました。

カンパの流れ
どんな仕組みでカンパを集めたんですか?
畠山さん
 構成組織・地方連合会には、職場内での呼びかけや街頭カンパなどで集まった募金を連合本部の特設口座、あるいはクラウドファンディングへ振り込む、二つの方法を活用してもらいました。また、一般の方へはクラウドファンディングからの寄付を呼びかけました。
 クラウドファンディングは、目標金額の達成の有無にかかわらず支援金が受け取れる「オールイン」方式で行い、最終的に85万3千円、110人の方々から支援をいただきました。これと職場内や街頭カンパで集めた募金と合わせ、合計4648万8131円を「連合・愛のカンパ」の支援先でもある「国連UNHCR協会」と「日本ユニセフ協会」へ寄贈しました。
芳野会長から国連UNHCR協会(左)と日本ユニセフ協会(右)に寄付金を贈呈(8月30日)
クラウドファンディングの特徴って何ですか?
岡本さん
 職場の募金活動や銀行での手続きとは異なり、クラウドファンディングは時間も場所も選ばず参加できる点が特徴です。また、支援者にお礼状を出したり、具体的な結果も報告できます。「自分が託したお金がこういう形になったんだ」と支援者に実感・安心してもらえるという意味では、街頭の募金よりもつながりができると思います。
畠山さん
 クラウドファンディングでは、募金と同時に応援コメントも書き込むことができます。「連合だから安心して寄付します」「ウクライナの皆さんの幸せを願っています」など、受け取った私たちも励みになりました。面識がない人とも、想いはつながっていると実感できるのもクラウドファンディングの良さではないでしょうか。
どんな方法でPRしたんですか?
岡本さん
 FacebookやTwitterなどのSNSも活用しつつ、機関会議や集会、外部のイベントなどでチラシを積極的に配布しました。READYFORの分析によると、チラシからクラウドファンディングへのアクセスが多いのは、このプロジェクトの特徴だったそうです。
畠山さん
 募金活動では各組織で様々な周知をしていると思いますが、チラシによる発信も一定の効果があることが明らかになった点は今後の参考になりました。効果が見える化された新しい寄付のカタチをつくれたと考えています。
今回の取り組みで良かったことは何ですか?
畠山さん
 このクラウドファンディングを通じて、初めて連合の活動を知った方もいたでしょうし、「連合は知っていたが、ゆにふぁんは初めて知った」という方もいたと思います。そういう意味では、連合の存在や、連合・労働組合が取り組んできた社会貢献活動を組織内外の方々に知ってもらう、良いきっかけにもなったと感じています。
今後にどう活かしたいですか?
畠山さん
 クラウドファンディングに挑戦してみたいと考えている組織や団体に、様々なアドバイスや支援ができればと思います。連合の機関会議で紹介したり、FacebookやTwitterなどで発信をして一緒に盛り上げていくこともできますので、連合全体として取り組むためにも、ぜひ、ゆにふぁんを活用していただきたいと思います。

団体情報

連合

東京都千代田区神田駿河台3-2-11連合会館

  • TEL: 03-5295-0550
  • 推薦組織: 連合本部
分野
クラウドファンディング

ユニオニオン

クラウドファンディングは、コロナ禍での新しいカンパの形のヒントになるかもしれないね。たくさんの人に連合や労働組合の活動を知ってもらえるきっかけにもなったら嬉しいな!

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