~唯もが意欲と能力に応していきいきと活躍できる富山県を目指して~
少子高齢化の進展や人口減少が進む中、今後も我が国の経済社会が活力を維持していくためには、長時間労働の縮減、年次有給休暇取得の促進、家庭や地域における役割に応じた多様な働き方の実現等を通じ、誰もが意欲と能力に応じて安心して働くことのできる、魅力ある職場づくりが必要です。
一方で、富山県における労働者一人当たりの年間総実労働時間は全国平均を上回り、また、年次有給休暇の取得率は、「新成長戦略」(平成22年6月18日閣議決定)で掲げる我が国の目標(2020年までに70%)に達していない状況にあります。
こうした中、平成30年7月6日に公布された「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律(平成30年法律第71号)」により、長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保等、労働者がそれそれの事情に応じた多様な働き方を選択できる社会を実現する「働き方改革」を進めることとなりました。
「働き方改革」を進めることは、すべての人々が健康で安心して働くとができる職場環境の実現につながると同時に、企業においても人材の確保・育成・生産性の向上、雇用の質の向上などの効果も期待でき、地域経済の活性化により富山県全体の発展に結び付くものです。
私たちは、これらの共通認識のもと、県内各企業に働く者が意欲と能力を十分発揮し、安心して働ける環境の整備に向け、それそれの立場で「働き方改革」を進め、元気で活力のある富山県を目指すことを宣言します。
平成31年2月6日
富山県働き方改革に関する政労使協議会
富山県働き方改革に関する政労使協議会
【日 時】2019年2月6日(水)
【参加者】
一般社団法人富山県経営者協会/富山県商工会議所連合会
富山県商工会連合会/富山県中小企業団体中央会
北陸税理士会富山県支部連絡協議会/富山県信用金庫協会
日本労働組合総連合会富山県連合会
富山県社会保険労務士会(働き方改革推進支援センター)
富山県よろず支援拠点/富山県産業保健総合支援センター
富山県/中部経済産業局/富山労働局
【特筆すべき事項】
すべての労働者がそれぞれの事情に応じた多様な 働き方を選択できる社会を実現する「働き方改革」を進めるため、 経済団体、行政機関など13者による「 とやま働き方改革共同宣言」を採択しました。