連合ニュース 2019年

 
2019年05月14日
医療・介護フェス2019を開催
組合員など540人参加、ツイッターで会場と双方向議論も
アピール手交の様子
   連合は5月11日、日本教育会館で「医療・介護フェス2019」を開催。全国から集まった組合員ら約530人が、医療・介護現場で働く者のみならず行政、地域住民などの手で安心してくらし続けられる地域社会づくりに取り組むことの重要性を再確認しました。
 
 連合では「『安心と信頼の医療と介護』中央集会」として、医療・介護現場で働く組合員を中心に1997年以来開催(2011年は非開催)してきました。本年は、保険料を払いこれらのサービスを利用する一般の組合員に広く参加してもらえるよう、内容を刷新し開催しました。
 
 まず、四国医療産業研究所所長の櫃本真聿さんが「『地域包括ケア時代』の医療と介護」と題して講演。櫃本さんは、現在の医療・介護が自立ではなく「依存」させるものとなっており、提供側の都合で行われていると指摘。今後は、セルフケアと支え合いを重視し、医療・介護を利用しながらも自分らしく生きて地域社会に貢献する「元気高齢者」を増やしていくべきと熱く語りました。また、地域づくりにあたっては、課題解決型のアプローチでなく地域の関係者全体が同じ目的をもって進むことの重要性を強調しました。
 
 続いて、北海道介護福祉道場・あかい花代表の菊地雅洋さんが「利用者に選ばれる介護とは」の内容で講演。団塊の世代が今年70歳を迎えることから、この世代が介護サービスの利用者となる際には、サービス提供者はこの世代が生きてきた時代背景を十分認識し、サービスや接客の質、ニーズの多様性、生前意思の尊重等を踏まえた介護が強く求められるようになると指摘。介護に携わる人は愛をもって一人ひとりの命と向き合う尊い存在であるのだと、参加者に対し勇気を与えるメッセージを語りかけました。
 
 パネルディスカッションでは、ジャーナリストの迫田朋子さんがモデレーターとなり、吉住仁志さん(SOMPOケアそんぽの家s新瑞東 担当マネジャー)、後藤紀行さん(西東京市健康福祉部高齢者支援課副主幹兼介護認定係長)、松田幸久さん(社会福祉法人恩賜財団済生会神奈川県病院患者サポートセンター医療福祉相談室ソーシャルワーカー)の医療・介護現場で働く組合員3人、平川総合政策局長に、櫃本さん、菊地さんが加わり、「つくろう!私たちの『地域包括ケア』」、「どうする!?『地域包括ケア』を支える人材確保」をテーマに議論しました。ディスカッションでは、迫田さんが参加者からのツイッターによる質問やコメントをリアルタイムで紹介し、パネリストに発言を求めるなど、会場との双方向のやり取りも行われました。
 
 終盤では、医療・介護連携の一層の推進に向けた人材確保の強化などを国に求めるとともに、私たち自らが「安心と信頼の医療と介護」の実現に向け行動するとのアピールを、電機連合中執の山中しのぶさんが読み上げ採択。参加者全員が見守る中、厚生労働省保険局医療介護連携政策課長の宮崎敦文さんに手渡しました。
 
 また、参加者たちは、長時間にわたるフェスの途中、介護福祉士で現在も有料老人ホームで働く清水わかなさんのスペシャルライブに手拍子を打ったり、UAゼンセン日本介護クラフトユニオンの林おりえさんの動きに合わせ、「いきいき100歳体操」で体をほぐしていました。
  • 講演を行う櫃本先生
  • 講演を行う菊池先生
  • 熱唱する清水わかなさん
  • 会場みんなでいきいき100歳体操
  • パネルディスカッションの様子①
  • パネルディスカッションの様子②