連合ニュース 2019年

 
2019年02月08日
介護離職防止キャンペーンイベント「その介護離職、おまちなさい」開催報告
-介護離職のない社会をめざす会主催 -
パネルディスカッションの様子
 介護離職のない社会をめざす会(幹事団体:NPO 法人介護者サポートネットワークセンター・アラジン など介護者支援団体のほか、労働組合(連合・UAゼンセン・自治労)、中央労福協、全労済協会の14団体)は2月6日、東京国際フォーラムロビーギャラリーで、介護離職防止キャンペーンイベント「その介護離職、おまちなさい」を開催しました。
 イベントは、ステージイベントプログラムのほか、介護に関するさまざまな取り組みを行っている企業の取り組み紹介ブース、個別相談ブースで構成しました。
 
 連合が担当したステージイベント第2部は、「ケアワーカーを離職させないために~働きやすい職場づくりとは~」というテーマのもと、株式会社新生メディカル(本社・岐阜市)より、ケアワーカーを離職させないために取り組んでいる内容を報告いただきました。その後、UAゼンセン日本介護クラフトユニオンの村上久美子副事務局長が、「ご利用者・ご家族からのハラスメントに関するアンケート」(2018年4~5月実施)を行うことになった経緯やその調査結果から見える介護現場における具体的なハラスメントの実態について報告いただきました。平川則男総合政策局長の進行で、自治労の佐保昌一社会福祉局長のコメントを交え、今後必要な対応等を議論しました。登壇者と会場で、広く社会で真摯に調査結果を受け止め、介護サービスを利用する側も提供する側も気持ちよく使える介護保険制度にしていかなければならないという思いを共有しました。
 ステージでは、仕事と介護の両立支援などそれぞれのパートで専門的な切り口から内容の濃い議論が交わされ、イベントの聴衆者だけでなく、通勤時間や昼休憩時など、道行く人が足を止めていました。
 
 個別相談ブースは12のテーマごとに設けられ、介護保険サービス・ケアプラン、医療相談、ケアワーカーの相談・研修などに関する切実な悩みが持ち込まれていました。
 
 連合は、介護離職のない社会の実現に向けて、引き続き取り組みを進めてまいります。
 
【ステージイベントプログラム】
 オープニング:開会挨拶
   髙木剛(共同代表、一般財団法人全国勤労者福祉・共済振興協会前理事長)
 第1部:トークセッション「その介護離職、おまちなさい」
  介護離職の現状、離職による社会的損失、企業・行政・地域ができることは。
   結城康博(淑徳大学教授)
   樋口恵子(介護離職のない社会をめざす会代表)
    コーディネーター 堀家春野(NHK解説委員)
 第2部:パネルディスカッション<職場へのメッセージ編>
  1.社員を介護離職に追い込まないために~会社としてできること~
   泉泰子(SOMPOリスクマネジメント)
   山極清子(wiwiw)他
    コーディネーター 堀家春野(NHK解説委員)
  2.ケアワーカーを離職させないために~働きやすい職場づくりとは~
   今村あおい(株式会社新生メディカル)
   村上久美子(UAゼンセン日本介護クラフトユニオン副事務局長)
   佐保昌一 (自治労総合政治政策局社会福祉局長)
    コーディネーター 平川則男(連合総合政策局長)
 第3部:講演会「息子介護を考える」
   平山亮(東京都健康長寿医療センター研究所研究員)
   朝日新聞厚生文化事業団 主催
 第4部:パネルディスカッション<働く人へのメッセージ編>
  1.介護と仕事の両立支援施策について
   東京都産業労働局 雇用就業部労働環境課
  2.仕事と介護をバランスよく乗り切るコツとは
   和氣美枝 (介護離職防止対策促進機構)
   太田差恵子(NPO法人パオッコ~離れて暮らす親のケアを考える会~)
   新美昌也 (ファイナンシャルプランナー)他
    コーディネーター 角田とよ子(wiwiw)
 
※ 介護離職のない社会をめざす会は、「介護離職をなくす社会」を実現することを目的として、その実現のためにどのような法律や制度が必要なのか、それぞれの現場から現状分析とともに有効な策を持ち寄り、政策提言や法整備に向けた啓発等を行うため、2016年3月に発足しました。
 
以 上
  • 報告を行うUAゼンセン日本介護クラフトユニオン村上副事務局長
  • イベント全景