連合ニュース 2019年

 
2019年02月07日
2019年度 連合社会保障講座(年金編)を開催
講演を行う原佳奈子社会保険労務士
 連合は2月5日、東京・中央大学駿河台記念館で2019年度 連合社会保障基礎講座を開催し、構成組織・地方連合会などから45名が参加しました。
 本講座は、働く者の立場から政策・制度を実現するため、社会保障制度の知識を高めることを目的に毎年開催しています。本年度は、現在政府で公的年金の財政検証が行われており、来年にかけて年金関係法の改正を視野に制度改正の議論が進められていくことから、講座のテーマを年金にしぼって開催しました。
 
 冒頭、南部副事務局長が主催者挨拶を行い、「働く者にとって安心と信頼の年金制度を実現するには、組合員一人ひとりが制度を正しく理解し、今後の年金制度のあり方を自分事として考えることが重要。本日の講座で公的年金制度に関する共通認識を醸成し、今後の取り組みの一助としていただきたい」と述べました。
 
 次に、厚生労働省の社会保障審議会年金部会の委員で社会保険労務士の原佳奈子先生より、「基礎から学ぶ年金制度」の講演をいただきました。公的年金の意義・役割、公的年金の全体像と仕組み、老齢年金の年金額、在職老齢年金、遺族給付・障害給付などの公的年金の基礎的かつ主要な知識について、分かりやすい資料をもとに詳細に解説していただきました。受講者は、公的年金は「保険」であり、老後の保障だけでなく、死亡や障害といった万が一の場合の所得保障を担う重要な役割を有していることを再確認しました。
 
 続いて、日本年金機構職員労働組合(ねんきん機構労組)より日本年金機構の業務と実務について、また、年金積立金管理運用独立行政法人労働組合(年金労)より年金積立金の運用などを担っているGPIFの業務と実務について、それぞれ報告をいただき、年金制度の現場で働く仲間の声を共有しました。
 
 最後に、伊藤生活福祉局長が、「今夏までに2019年財政検証結果が公表されるのと同時並行で、審議会では制度論の議論が本格化する。昨年10月に公的年金制度の見直しに関する当面の取り組み方針を確認いただいた。今後状況に応じて方針を提案することも考えており、その際は議論させていただきたい」と締めくくり、講座を終了しました。
以 上