連合ニュース 2018年

 
2018年03月09日
2018春季生活闘争・3.8国際女性デー全国統一行動 中央集会を開催
集会アピール採択
連合は、2018年3月8日(木)連合東京との共催で、2018春季生活闘争・3.8国際女性デー全国統一行動 中央集会を開催しました。

秋葉原駅前で予定していた街頭宣伝行動は、降り続く雨のため、やむなく中止しましたが、よみうりホールで開催された中央集会には、昨年を上回る906人(女性470人、男性436人)が参加しました。

冒頭、主催者を代表して連合 神津里季生会長が挨拶を行い、「世界各国のみならずこの日本においても、様々なハラスメント被害は増え続けている。連合に寄せられる労働相談でも、ハラスメントの課題がより多くなっているが、未だ法律では禁止されていない。この6月のILO総会で、各国の法整備を進めるための条約制定の議論が始まるが、条約制定に向けて、職場に隠れたさまざまなハラスメントを見抜き、解消する取り組みを広げていく必要がある。
また、女性活躍に目を向ければ、2018春季生活闘争で連合が取り組む「男女間賃金格差の是正」「男女平等の推進」などが、ますます重要となっている。本集会に結集した一人ひとりが国際女性デーの意義を噛みしめ、『ハラスメントと暴力』根絶を誓い合い、男女平等社会実現の原動力となっていただきたい」と呼びかけました。

次に来賓として、連合組織内議員である相原久美子参議院議員、神本美恵子参議院議員、辻元清美衆議院議員、矢田わか子参議院議員、吉川さおり参議院議員、岡本章子衆議院議員から(五十音・到着順)、それぞれご挨拶をいただきました。

続いて、ILO郷野晶子理事より特別提起「国際社会における男女平等課題 ~暴力とハラスメント~」と題して、講演いただきました。国際労働機関のILOが今年6月の総会から、「仕事の世界における男女に対する暴力とハラスメント」に関する勧告・条約制定について討議を開始することを受けて、アジアや発展途上国の被服工場などでの職場におけるセクハラや嫌がらせの実態が報告されました。政府や経営者が「勧告」を支持する中、発展途上国にとっては「条約化」されることが有益であることなどが説明されました。
 
その後、井上久美枝総合男女・雇用平等局長から、2018春季生活闘争における男女平等課題や女性の政治参画について基調提起しました。特に、2018春季生活闘争方針で掲げた男女間賃金格差の是正に関しては、昨年を大きく上回る500以上の単組で取り組みがなされていることが報告されました。

男女平等課題の取り組みに向けた好事例発表として、UAゼンセンから「悪質クレーム(迷惑行為)対策の取り組み」、日教組から「学校にかかわるハラスメント・暴力と日教組の取り組み」、全労金から「全労金 春季生活闘争における取り組み」について、それぞれ紹介されました。

連合東京女性委員会の小林瞳さんによるアピール採択の後、連合東京の岡田啓会長が閉会挨拶を行いました。最後に、集会参加者全員で、ITUC(国際労働組合総連合)が行っている「ジェンダーに基づく暴力を根絶するための労働組合活動を強化するキャンペーン」のロゴを掲げて、写真撮影を行い、Solidarity Foreverを合唱して閉会しました。


 
2018春季生活闘争・3.8国際女性デー全国統一行動 中央集会 アピール
 
3.8国際女性デーの起源は、1857年にニューヨークで起きた工場火災で、多くの女性たちが亡くなったことを受け、3月8日に低賃金・長時間労働に抗議する集会が開かれたことです。その後、国連においてこの日は、「女性の権利と平等のために闘う記念日」と位置づけられ、賃金・労働条件の向上を表す「パン」と、女性の尊厳、人権の確保を表す「バラ」をシンボルに今も世界各国で様々な行動が展開されています。
 
連合は、1996年から、春季生活闘争の中に国際女性デーの行動を位置づけ、全国で統一行動を実施しています。
連合2018春季生活闘争3.8国際女性デーは、“ハラスメントや暴力を見抜く力をつけ、解消する取り組みを進めよう”をテーマに取り上げました。
 
連合が2017年11月に実施した調査でも、職場でハラスメントを受けた・見聞きしたことがある人は5割を超える一方で、配偶者から暴力を受けたことがある人は、女性の3人に1人、男性でも4人に1人にのぼりました。また、こうした配偶者や交際相手からの暴力は、仕事面にも影響を与えており、離職につながっている実態も明らかになっています。この6月には、ILO総会において「仕事の世界における男女に対する暴力とハラスメント」に関する条約採択に向けた議論が予定されています。連合はITUC(国際労働組合総連合)と連携し、条約採択に向けて、2018春季生活闘争方針に新たに加わったSOGI(性的指向・性自認)に関するハラスメントを含めたあらゆるハラスメント・暴力を許さない取り組みを進めます。
 
女性の活躍が叫ばれる一方で、国際的な男女間格差の状況を示すジェンダーギャップ指数における日本の順位は、144ヶ国中114位とここ数年下がり続けています。連合が実施した職場の男女平等に関する実態調査でも、未だに女性の約7割が「女性にのみお茶くみや雑用を頼む」ことを職場で経験・見聞きしていることが明らかとなっています。私たちは、職場の根強い性別役割分担意識の払拭に向けて、2018春季生活闘争の取り組みを通じた、「男女間賃金格差の是正」と「男女平等の推進」、「育児や介護と仕事の両立にむけた環境整備」など職場の男女平等の実現に向けた取り組みを進めます。
 
 私たちは、本集会に集まった一人ひとりの行動で、すべての人の人権が尊重され、男女が平等・対等に働くことのできる、男女平等参画社会を実現し、「働くことを軸とする安心社会」をめざします。
 
 
2018年3月8日
連合2018春季生活闘争・国際女性デー全国統一行動・中央集会

 
 
  • 主催者挨拶をする連合 神津会長
  • 連合組織内女性議員
  • ILO 郷野理事
  • UAゼンセン 森田常任中央執行委員
  • 日教組 内海女性部長
  • 全労金 白石書記次長
  • 連合東京 岡田会長
  • 会場全体でITUCキャンペーンをアピール
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