事務局長談話

 
2014年03月26日
北朝鮮によるミサイル発射に断固抗議する談話
日本労働組合総連合会 事務局長 神津 里季生

  1.  北朝鮮は、本日午前2時35分と同42分頃、日本のほぼ全域を射程に収める中距離弾道ミサイル「ノドン」2発を発射し、ミサイルは朝鮮半島の東約500キロの日本海の公海上に落下したとみられている。

  2.  「ノドン」の発射は2009年7月以来となるが、同日のほぼ同時刻にオランダ・ハーグで開催の日米韓首脳会談において、北朝鮮の核開発阻止が論議されることを受け、ミサイルの奇襲能力を誇示し3か国を牽制する狙いがあったとされる。

  3.  こうした北朝鮮による強行は、国連安全保障理事会決議違反であり、日朝平壌宣言にも違反するばかりか、東アジア地域における核やミサイルの脅威を一層深刻なものとする暴挙であり、断固抗議する。

  4.  連合は、北朝鮮に対し、弾道ミサイル計画に関するすべての行動の停止と、国連安全保障理事会決議の完全履行を強く求める。また、日本政府に対しては、北朝鮮の弾道ミサイル問題に断固たる姿勢で臨むとともに、核開発の完全放棄や日本人拉致被害者の早期解放など、早急かつ包括的な諸問題の解決をめざし、国際社会との一層の連携強化をもって強力に取り組むことを求める。


以上