事務局長談話

 
2011年04月27日
第17回統一地方選挙の結果についての談話
日本労働組合総連合会
事務局長 南雲 弘行

  1.  第17回統一地方選挙の投開票が4月10日と24日に行われた。民主党は自民党と対決した首長選挙で大敗し、道府県および市区町村議会議員選挙でも自民・公明両党の議席を大きく下回り敗北した。また、後半戦と同日に行われた衆議院愛知6区補欠選挙では、民主党は候補者擁立に至らず自民党に不戦敗した。その一方で、大阪維新の会や減税日本などの地域政党が躍進しており、これらの結果は、民主党の政権運営への批判や既成政党全体への不満と不信を色濃く反映したものといえる。連合にとっては東日本大震災の救援・復旧活動に取り組みながらの選挙戦であり、困難な状況の下でご尽力いただいた組合員のみなさんに心から感謝申し上げる。

  2.  昨夏の参院選での敗北以降も民主党の政権運営に対する世論の見方は厳しく、民主党は与野党対決の大型選挙で敗北を重ねてきた。民主党が初めて政権与党として臨んだ今回の統一地方選挙も厳しい結果となったが、政権運営のみならず、東日本大震災や原発事故への対応に十分な理解と評価が得られていないことも敗因のひとつと言わざるをえない。また、地域政党の躍進は、国民生活を置き去りにしたまま政局に明け暮れる政治への、国民の失望の顕著な現れであると言える。与野党ともに反省し、国民の声を厳粛かつ真摯に受け止めるよう求める。

  3.  連合は、今回の選挙を「働くことを軸とする安心社会」づくりの一環と位置づけ、地方分権や地域からの生活改善・格差是正運動のさらなる前進をはかるべく、積極的な取り組みを行った。連合推薦候補は、12道県知事選挙では10県、4政令市長選挙では4市、75市区町村長選挙では59市区町村で当選を果たした。また、道府県議会議員選挙では471人、政令市議会議員選挙では154人、市区町村議会議員選挙では1009人が当選した。しかし、議会議員選挙では、当選者数と当選率がいずれも前回を下回り、不十分な結果に終わった。

  4.  いま、東日本大震災という未曾有の国難に国を挙げて立ち向かうべき時に、政権与党たる民主党内の対立が絶えないことは極めて遺憾である。喫緊の課題である補正予算や震災対策関連法案の早期成立・執行はもとより、復興に向けたビジョンの提示や財源についての国民的な合意形成など、政治が全うすべき責務はあまりにも重大である。民主党は一致結束し、野党とも協力して誠実に合意形成をはかりながら、復興に向けて着実に歩みを進め、国民の期待に応えていかなければならない。連合も組織の総力を挙げて被災地支援に取り組むとともに、民主党政権との連携をいっそう強化し、希望と安心の社会づくりに全力で取り組んでいく。


以上