事務局長談話

 
2010年07月12日
第22回参議院選挙結果についての談話
日本労働組合総連合会
事務局長 南雲 弘行

  1.  昨日、投開票が行われた第22回参議院選挙において、民主党は改選議席の54を割り込む44議席にとどまり敗北した。与党は、非改選議席とあわせても参議院で過半数割れする結果となった。これに対して自民党は51議席を獲得したが、とりわけ勝敗を左右する1人区では21議席を獲得し、民主党の8議席を大幅に上回った。みんなの党は10議席を獲得して躍進した。民主党は、選挙戦において、着実な実績とマニフェストで掲げた「強い経済、強い財政、強い社会保障」の理念を踏まえ、堂々たる政策論争を行って国民の信任を得るはずだった。しかし、このような選挙結果に終わったことは大変残念である。困難な状況の中で、選挙戦にご尽力いただいた構成組織・地方連合会の役職員、組合員と家族、退職者を含めたすべての関係者のみなさまに心から感謝申し上げる。

  2.  民主党は、昨夏の衆議院選挙で政権交代を成し遂げ、子ども手当や高校授業料無償化、雇用保険の適用拡大など、マニフェストに掲げた政策を着実に実行してきた。鳩山前政権の米軍普天間飛行場移設問題や「政治とカネ」をめぐる対応への国民の見方は大変厳しく、支持率を大きく低下させた。鳩山内閣に代わって発足した菅内閣の高い支持率を得たが、これは「国民の生活が第一。」の政治に国民が変わることなく抱いていた強い期待の現れであった。しかし、その支持率が選挙戦突入後、急速に低下したのは、消費税増税をめぐる菅総理の発言やその後の対応への有権者の不満を色濃く反映した結果であるといわざるをえない。

  3.  連合は、選挙区選挙において55人の候補者を推薦し、地方連合会が中心となって熾烈な選挙戦を闘い、26人が当選した。比例代表選挙では11人の組織内候補を擁立し、組織の総力をあげて闘い抜いた。その結果、10人の当選を勝ち取ったものの、11人の候補者名での得票数は、前回の182万票から159万票へと大幅に減少させた。民主党全体の比例得票数も低下したとはいえ、不十分な結果に終わった。

  4.  今後、菅政権には「国民の生活が第一。」の原点に立ち返り、マニフェストで約束した政策を実現することが求められる。連合は、民主党が一致結束し、真摯な論議と合意形成にもとづく政権運営によって、国民の期待と信頼に応えていくことを期待する。とりわけ労働者派遣法改正案など、先の通常国会で継続審議・廃案となった重要法案の一刻も早い成立と、マニフェストの着実な実行がはかられるよう、さらに密接な連携・協議を行いながら、「希望と安心の社会づくり」に向けて、今後も民主党政権を全面的に支援していく。


以上