action! 36

“Action!36”とは

Action!36(アクションサンジュウロク)」とは、
「すべての職場における長時間労働の是正に向けた取り組みを推進すること」を目的に、
2018年から連合がはじめた「36協定(サブロクキョウテイ)」の適切な締結の
重要性を訴える各種取り組みのことで、
労働組合の有無に関わらず、
社会全体に広がりのある大きな運動としていくことをめざしています。

◆3月6日は何の日? 「36(サブロク)の日」!
 連合は、社会に対してより広く、長時間労働の是正や「36協定」締結の重要性を発信するために、3月6日を「36(サブロク)の日」として2018年に日本記念日協会に登録をしました。この記念日をきっかけに、自分の働き方を振り返り、考える機会としてほしい、そんな願いが込められています。
 そのようなことから、連合本部・構成組織・地方連合会は、毎年3月6日を中心に春季生活闘争などと連動しながら、Action!36の取り組みを推進しています。
 みなさんも「Action!36」に参加し、すべての職場でのより良い働き方の実現に向けた取り組みを一緒に進めていきましょう!

◆36協定って知ってますか?
 労働基準法では、1日8時間、1週間40時間と労働時間の基準が定められています。その労働時間の上限を引き上げるために必要となるのが「時間外・休日労働に関する協定届」であり、労働基準法第36条を根拠とすることから36協定と呼ばれています。
 会社が残業を命じる場合、会社と労働者の代表はあらかじめ、1日、1週間、1年といった単位で、これ以上の時間外労働を認めないという時間数を協議の上、締結した36協定を労働基準監督署に届け出る必要があります。
 例え、どのような事情があったとしても、36協定を結ぶことなく時間外労働を命じることはできません。また、36協定には有効期間があり、毎年労働基準監督署に届け出る必要があります。
 連合が実施した『「36協定」「日本の社会」に関する調査』では、「会社が残業を命じるためには、36協定の締結が必要であることを知っているか」と聞いたところ、「知っている」との回答は55.3%で約半数でした。また、「勤め先で36協定が締結されている」とする回答は59%との結果があります。36協定を結ばずに残業をさせている企業が多い実態が明らかになっています。

◆職場で取り組む際のポイント
 労働組合が会社と36協定を締結する際には、パートやアルバイトなどを含め、すべての労働者の過半数以上の代表者である必要があります。
 そのため、労働組合がその職場における過半数代表となっているか、締結の都度確認することが重要です。
 また、職場実態を踏まえた36協定を締結するためには、職場実態の点検・把握に合わせて、労働組合の役割や重要性について積極的なアピールを行い、その職場で働くより多くの仲間が、「集団的労使関係」の輪の中に入ることができるような取り組みが求められます。

Action!36職場から始めよう運動を通じて、
労働時間の短縮をはかるとともに、
職場の課題を点検し、処遇改善や組織化、
過半数代表の適正な運用を進めていきましょう。

◆Action!36のロゴマーク
親しみやすく、活発的なイメージカラーのオレンジと快活な印象となるよう円形にスポーティーな文字配置に仕上げました。

“Action!36”

◆各種関係団体との連携
 使用者団体等の関係団体と連携します。
 確実で適正な「36協定」の締結には、すべての職場における集団的労使関係を構築することと、労使協議が必須になります。長時間労働を是正するためには、これまでの商慣行を見直して、取引の適正化をはかることも重要です。
 連合のみならず、行政、経済団体、産業・労働関係事業団体、職能団体、国際機関等と連携して、「36(サブロク)の日」記念日への協賛や、長時間労働の是正に向けた共同宣言の締結などに取り組んでいます。