ヤマ場の回答引き出し状況に対する神津中央闘争委員長コメント

2020年3月12日

ヤマ場の回答引き出し状況に対する神津中央闘争委員長コメント

 

2020年3月12日

日本労働組合総連合会

 

2020春季生活闘争において我々は、「経済の自律的成長」と「社会の持続性」を実現するため、分配構造の転換につながり得る賃上げを求め闘っている。第1先行組合回答引き出しのヤマ場(3月10~12日)は、今、大詰めを迎えている。

要求提出以降、交渉環境が急変する中、これ迄に回答を引き出したすべての組合と真摯な交渉に応じた経営に、まずもって敬意を表したい。

現時点までに示された回答は、組合要求との隔たりはあるものの、概ねここ数年の賃上げの流れを引き継いだものであり、現下の厳しい状況の中、これまでの組合員の努力と日本経済に対する労使の責任と期待に応えるべく、ぎりぎりまで協議・交渉を追い上げた結果であると受け止めたい。

現在も日本は困難な状況に置かれている。だからこそ、日本の基盤を維持するため、中長期にわたって取り組んできた賃上げの流れを継続し、すべての働く者の「人への投資」を実現していくことが重要である。連合は、これから本格化する中堅・中小組合の交渉を、構成組織・地方連合会と一体となってサポートしていく。

あわせて政府には、すべての国民の命と健康を守るとともに、すべての働く者の所得補償とサプライチェーン全体を維持・確保するための強力な施策を求めていく。

以 上

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