賃上げ水準を維持するとともに、中小が全体を上回る流れも継続  ~2021春季生活闘争 第3回回答集計結果について~

2021年4月6日

賃上げ水準を維持するとともに、中小が全体を上回る流れも継続

~2021春季生活闘争 第3回回答集計結果について~

 

連合2021春季生活闘争につきまして、4月2日(金)午後5時時点で第3回回答集計を行いました。
結果を報告いたします。

〇妥結内容が確認できる1,209組合の99%が定昇相当分を確保し、かつ、55%が賃金改善分を獲得。

〇第3回回答集計において、平均賃金方式で中小組合の定昇相当込み賃上げ率が全体を上回るのは、規模別集計結果が把握できる2000闘争以降では初めて! また、全体も前回集計を上回る。

平均賃金方式で回答を引き出した組合の加重平均は5,463円・1.82%(昨年同時期比298円減・0.12ポイント減)となり、前回集計を上回った。

300人未満の中小組合は4,639円・1.84%(同169円減・0.09ポイント減)となり、率で全体を上回る流れを維持した。

〇賃上げ分は昨年同時期および前回集計を上回る。

賃上げ分が明確に分かる組合の賃上げは加重平均で1,675円・0.57%(同285円増・0.11ポイント増)と、昨年同時期および前回集計を上回った。

〇有期・短時間・契約等労働者の賃上げは一般組合員を上回る。

加重平均で、賃上げ額は時給22.52円(同6.35円減)・月給4,492円(1,665円減)、引上げ率は概算でそれぞれ2.20%・2.07%となり、一般組合員(平均賃金方式)を上回った。

〇労働諸条件に関する取り組みは、年次有給休暇の取得促進、無期労働契約への転換促進、65歳までの定年引上げ、テレワークの導入など、多岐に亘る項目で回答がみられる。

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