ヤマ場の回答引き出し状況に対する神津中央闘争委員長コメント

2021年3月18日

ヤマ場の回答引き出し状況に対する神津中央闘争委員長コメント

 

2021年3月18日
日本労働組合総連合会

 

2021春季生活闘争において我々は、「社会の持続性」を実現するため、分配構造の転換につながり得る賃上げと、誰もが安心・安全に働くことのできる環境の実現を求め、交渉を展開している。第1先行組合回答引き出しのヤマ場(3月16~18日)において多くの組合が回答を引き出した。
コロナ禍の影響により、業種・業態の置かれた状況が大きく異なる中にあって、これまで回答を引き出したすべての組合と、真摯な交渉に応じた経営に、まずもって敬意を表したい。

現時点までに示された回答は、ここ数年の賃上げと労働条件の維持・向上の流れを維持するものであり、コロナの影響で状況に幅がある中でも、これまでの組合員の努力に最大限報いるとともに、日本経済・社会の将来を見据えた労使の責任を重く受け止めた結果であると認識する。

日本の抱える構造課題とコロナ禍によって明らかとなった社会の脆弱さを克服するためにも、中長期にわたって取り組んできた賃上げの流れを継続し、すべての働く者への「人への投資」を実現し、分配構造を転換していくことが重要である。連合は、これから本格化する中堅・中小組合の交渉を、構成組織・地方連合会と一体となってサポートしていく。

以 上

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