改正「育児・介護休業法」が2017年1月に施行され、法律としては一歩前進しました。しかし職場でも本当の意味で前進できているでしょうか。育児・介護休業、子の看護休暇、育児のための短時間勤務などは、ほとんど女性が取得しているのが現状だと思います。男性が育児休業や育児短時間勤務を取得することはごく稀な状況です。女性が多数を占めている医療・介護・福祉の職場においても状況は同じです。育児・介護を女性だけに押し付けるのではなく、男性も積極的に取り組める体制と「心のもちよう」が必要です。家事や育児をいつまでも「女性の仕事で男性はお手伝い」としないで、男性の仕事でもあると認識する社会をつくることが大事なことだと思います。
ヘルスケア労協は職場において男性の意識改革を進め、女性が長く働き続けられる職場作りに取り組みます。