連合ニュース 2018年

 
2018年04月11日
シンポジウム「誰もが暮らしやすい社会をつくる」~障がい児・者を支える家族支援の観点から~を開催
障がい児・者を支える家族として共通する点や共感もあり熱心な討論が行われた
 連合は4月10日、連合会館で「シンポジウム『誰もが暮らしやすい社会をつくる』~障がい児・者を支える家族支援の観点から~」を開催しました。当日は構成組織、地方連合会から約80名が参加しました。本シンポジウムは、障がい児・者や支える家族がともに暮らしやすい社会の構築のために求められる社会的支援について議論することを目的として昨年より開催しています。
 
 冒頭、逢見直人会長代行が挨拶をし、「障がい者政策には一定の前進が見られるものの、2016年の連合調査の結果などにみられるように障がい児・者や支える家族の課題はまだまだ多く残されており、引き続きの取り組みが必要である」と述べました。
 
 基調講演では、東洋大学の北野誠一元教授より「障がい児者支援と家族支援の現状と課題」と題してご講演いただきました。北野元教授からは、障害者権利条約や「ケアラーのために活動するヨーロッパ連合」ケアラー支援の10原則をもとにした障がい児・者を支える家族への支援のあり方、障がい児・者本人とその家族がともに負担のない生活を送るための支援の重要性などについてご示唆いただきました。
 
 続いて、事例報告では、情報労連NTT労働組合NTTクラルティ部会の山口隆寿さんより「自らの経験を通じて感じた精神・発達障がい者への就労支援のあり方」と題して、ご経験を踏まえつつ支援機関や行政などの就労支援のあり方について提起をいただきました。
 
 パネルディスカッションでは、障がい児を支える家族の立場で電機連合の河崎智文さんに自らのご経験を振り返りながら、電機連合の取り組みについて報告いただきました。また、同じく支える家族の立場で北野元教授、平川総合政策局長からもそれぞれ報告いただいた上で、求められる福祉政策や労働政策について討論が行われました。参加者は、当事者の経験にもとづく話に終始うなづいたり、熱心にメモをとるなど聞き入っていました。
 
 連合は、障がい児・者と支える家族がともに安心して暮らし、働き続けることができる「働くことを軸とする安心社会」の実現に向け、引き続き運動を展開していきます。